今週のゴールドは週明けから上昇圧力が強く高値トライする展開となりました。先週末の想定では下落優位としていましたが想定通りいかないことも当然あります。どんな時でも事実に従いついていく思考が大事になってきます。想定に固執していると相場の波に飲まれて終わります。そんな一週間の動向を振り返り、今後の相場で注目すべきポイントをテクニカル分析でザックリ妄想していきます。
2月17日週の振り返り
- 市場の動向
17日週のゴールドは、2,881ドルから2,937ドルへと動き、+1.89%の変動がありました。相関関係について以下が影響しました。
ゴ↑ドル→金利↓- ドル指数(USDX):週の前半は少しずつ上昇していく展開だったが、FOMC議事を境に売られる展開に。重要な節目でサポートされており一旦停滞している。金価格に影響があったかは判断しがたい。
- 米国10年債利回り:水曜までは上昇傾向にあったがFOMC議事を境に下落。金利低下は金価格が上昇しやすい環境であるが、ゴールドは明確な高値更新とはならなかった。
- 主要な経済指標:FOMC議事を境に金利・ドルが下落環境となった。ファンダ的環境からはゴールドは上昇してもよさそうだが高値圏でもみ合う形となった。
- テクニカル
<月曜日>
先週のダブルトップから調整下落が始まりそうな環境からスタートしたが、朝からあっさりと否定する上昇が開始しました。まだこの時は下落優位の環境は変わらず戻り売りを狙う状況です。絶好の戻り売りポイントの2906で売りが入ってきましたが下落しきれずレンジ形成しました。

<火曜日>
レンジ下限を明確に抜けることができず反転上昇しレジスタンスの2906を一気に突破。このタイミングで下目線から上目線に切り換えることが重要になります。それはダウ転したからです。ここからは押し目買いしか考えません。まずは直近のレジスタンスだった2906まで戻ってくるのを待ちます。そこでロングエントリー。レジサポ転換ですね。鉄板エントリーです。その後は高値まで一気に上昇しました。

<水曜日>
朝から高値トライとなり、一度売られたがすぐさま上昇し高値を突破しました。しかし2947で再度売られる展開に。なぜ2947で売られるか。

それは月足でも確認できるV値161.8%の価格帯なんです。上位の値幅達成なので一度は売られることが多いです。値幅理論でエントリーポイント・決済ポイントを事前に想定しておくことができます。

<木曜日、金曜日>
木曜と金曜は多少の上下はあったが高値圏でのレンジ形成となった。

今後の妄想
- 環境認識
- ダウ
週↑ 日↑ 4H↑ 1H↑ - MA
週↑ 日↑ 4H↑ 1H→
- ダウ


- テクニカル分析
- 週足では上ヒゲの短い陽線。買いが強いように見えるがスラストアップにはなっていない点には要注意。
- 短期では高値更新したものの日足では実体で高値を更新できていない。直近3本のローソクは連続でコマ足。高値安値圏での3本連続コマ足やピンバーは4本目で反転することがよくあるので注意が必要。
- 3度目の高値トライ中で天井に張り付いている状況。節目での張り付きはブレイクすることがよくあります。ビルドアップの考え方ですね。
- 上にブレイクした場合でも2990は長期の値幅ポイントであり伸びにくい環境。
- 買い材料も売り材料もあるが、直近の勢い・環境認識では押し目買いを狙いたい。
- シナリオ
ロング優位の環境のため押し目買いを狙っていきたいところ。今いる価格帯では買えませんが落ちたら拾うイメージで臨みます。節目まで待ってロングトリガーを確認してからエントリー。直近のレンジを下に抜けてもショートは危険。スキャのみと考えたほうが良い。ショートは明確にトレンド転換を確認してからでも遅くありません。- ロング:直近レンジを下抜けたら最初の目安は2906とか2896。さらに下に掘る場合は2886が天井の試しとなるかも。直近レンジを上抜けたらまずはレジサポ転換を狙いたい。短期目標は2990、その先は3043。
- ショート:今の環境ではショートはスキャのみですかね。トレンドラインを割り込み2877を明確に下抜けたら目線を切り換えて戻り売りを仕掛けていこうと思います。
今週の経済指標
- 米国GDP:27日
- コアPCE物価指数:28日
今週は非常に重要な経済指標はありませんが、いくつかの指標発表はあるのでリスク管理は徹底しましょう。影響があるかは不明ですが、27日(木)早朝にNVIDIAの決算発表があります。
経済指標の詳細は Investing へ
最後に
今週は長期の値幅達成から調整入りするかと思っていましたが結果は上昇に転じました。柔軟な思考でシナリオに固執せず値動きの事実に従い目線を切り換えていくことが必要です。トレンドかレンジかの見極めも非常に大事になってきます。いつも言っていますが、レジサポ転換や特に大事なのが天井の試し、押し安値のネックと戻り高値のネック。押し目や戻り目はこの天井の試しを意識すると根拠が増します。あとはビルドアップの考え方。天井の試しとビルドアップは覚えておくと良いと思います。<関連書籍は↓>
環境認識しエントリーポイントを分析したらプライスアクションで事実確認をしたあとに、「引き付けて」エントリーすることを徹底しましょう。
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